
「お金の管理、どうすればいいの?」
オーストラリアで初めての給料日。働き始めて2週間後、上司から「給料振込先の口座番号教えて」と言われて、私は焦りました。
「現地の銀行口座、まだ作ってない…!」
慌てて近くの銀行に飛び込んだあの日。口座開設に必要な書類、日本の口座との使い分け、税金のこと。何もわからないまま、試行錯誤の日々が始まりました。
この記事では、ワーホリ中のお金の管理方法を、私の実体験と失敗談を交えながら、わかりやすく解説します。
なぜ現地銀行口座が必要なのか
「日本の口座だけじゃダメなの?」と思う方もいるかもしれません。でも、オーストラリアで生活するなら、現地の銀行口座は必須です。
現地口座が必要な理由
① 給料の受け取り ほとんどの雇用主は、オーストラリアの銀行口座への振込しか対応していません。日本の口座では給料を受け取れないのです。
② 日常的な支払い 家賃、光熱費、携帯料金など、オーストラリアでの支払いは現地口座からが基本。日本のクレジットカードだけでは、海外手数料がかさみます。
③ 税金の還付 タックスリターン(確定申告)で税金が戻ってくる時も、オーストラリアの銀行口座が必要です。
④ 現金の引き出し ATMで現金を引き出す際も、現地のキャッシュカードなら手数料がかかりません。
私は到着後すぐに口座を作らなかったせいで、最初の給料受け取りが1週間遅れ、家賃の支払いに困った経験があります。
オーストラリアの主要銀行
オーストラリアには、いくつかの大手銀行があります。
Big 4(4大銀行)
① Commonwealth Bank(コモンウェルス銀行)
- オーストラリア最大の銀行
- 支店・ATMが最も多い
- スマートアプリが使いやすい
- 私が利用していたのもここ
② Westpac(ウェストパック)
- 留学生・ワーホリ向けのサービスが充実
- 口座維持費が無料になる条件がある
③ ANZ(オーストラリア・ニュージーランド銀行)
- 国際送金の手数料が比較的安い
- 複数通貨の口座管理が可能
④ NAB(ナショナルオーストラリア銀行)
- 学生やワーホリ向けの特典がある
- オンラインバンキングが充実
どの銀行も大差はありませんが、支店やATMの数で選ぶなら、Commonwealth BankかWestpacがおすすめです。
現地銀行口座の開設方法
口座開設は、到着後なるべく早く行いましょう。
必要書類
- パスポート(本人確認書類)
- ビザ情報(ワーホリビザの証明)
- 住所証明(シェアハウスの契約書や請求書)
- タックスファイルナンバー(TFN):後日でも可
TFNは、オーストラリアで働くために必要な納税者番号。ATOのウェブサイトから無料で申請でき、2〜3週間で郵送されてきます。
口座開設の流れ
① オンラインで事前申請(推奨) 銀行のウェブサイトから事前に申し込みをしておくと、支店での手続きがスムーズです。
② 支店を訪問 必要書類を持って、最寄りの支店へ。英語に自信がなくても、「I want to open a bank account(口座を開設したいです)」と言えば大丈夫。
③ 口座タイプを選ぶ
- Everyday Account:普通預金口座(給料受け取り用)
- Savings Account:貯蓄口座(利息がつく)
最初はEveryday Accountだけで十分です。
④ キャッシュカードを受け取る 即日発行される場合と、後日郵送される場合があります。私の時は、1週間後に自宅に届きました。
⑤ オンラインバンキングの設定 スマホアプリをダウンロードして、ログイン情報を設定。これで24時間いつでも残高確認や送金ができます。

日本の口座との使い分け戦略
ワーホリ中は、現地口座と日本の口座を上手に使い分けることが重要です。
私が実践していた使い分け方法
🇦🇺 オーストラリアの口座
- 給料の受け取り
- 日常生活の支払い(家賃、食費、交通費)
- 現地での貯金
🇯🇵 日本の口座
- 緊急時の備え
- 帰国後の生活費
- 日本で引き続き発生する支払い(保険、奨学金など)
オーストラリアで稼いだお金の一部を、定期的に日本に送金していました。これが後々、帰国後の生活資金になりました。
国際送金の方法とコツ
オーストラリアから日本へ送金する方法はいくつかあります。
① Wise(旧TransferWise)
最もおすすめの送金方法です。
- 手数料が安い:銀行の1/5〜1/10
- 為替レートが透明:リアルタイムの実勢レート
- 送金が早い:通常1〜2営業日
- スマホアプリで完結
私は毎月、WiseでAUD 500〜1,000を日本の口座に送金していました。手数料はわずか数ドル。銀行の国際送金だと30〜40ドルかかるので、大幅に節約できました。
② 銀行の国際送金
- メリット:安心感がある、大金を送れる
- デメリット:手数料が高い(30〜50ドル)、時間がかかる(3〜5営業日)
③ Western Union
- メリット:現金受け取りも可能
- デメリット:Wiseより手数料が高め
送金のタイミングと為替
為替レートを味方につけるのも大切です。
例えば、私がオーストラリアにいた時:
- 1AUD = 80円の時:AUD 1,000 = 8万円
- 1AUD = 90円の時:AUD 1,000 = 9万円
同じ金額でも、1万円の差が出ます。
為替レートをチェックして、円高(AUDが高い)タイミングで送金すると、より多くの円を受け取れます。Google Finance や Wise のアプリで、為替アラートを設定しておくと便利です。
タックスリターン(確定申告)と銀行口座
オーストラリアでは、毎年7月1日〜10月31日の間に、前年度のタックスリターンを行います。
タックスリターンとは
働いて得た収入に対して払いすぎた税金を、政府から返してもらう手続き。ワーホリの多くの人は、数百〜数千ドルが戻ってきます。
銀行口座が必要な理由
還付金は、オーストラリアの銀行口座に振り込まれます。帰国前に口座を解約してしまうと、還付金を受け取れなくなるので注意!
帰国後の口座管理
私は帰国後も、タックスリターンが完了するまで(約2ヶ月)、オーストラリアの口座を残しておきました。還付金が振り込まれたのを確認してから、Wiseで日本に送金し、その後口座を解約しました。
口座維持費と手数料の節約術
オーストラリアの銀行口座には、口座維持費(Account Keeping Fee)がかかる場合があります。
口座維持費を無料にする方法
多くの銀行では、以下の条件を満たせば口座維持費が無料になります:
- 毎月一定額以上の入金がある(例:月AUD 2,000以上)
- 25歳以下の学生・ワーホリ
- 複数のサービスを利用している(クレジットカードも作るなど)
私のCommonwealth Bank口座は、給料が毎月入金されていたので、維持費はゼロでした。
ATM手数料を避ける
- 自分の銀行のATMを使う:手数料無料
- 他行ATM:1回あたり2〜3ドルの手数料
- スーパーでキャッシュアウト:買い物のついでに現金を引き出せる(手数料無料)
キャッシュアウトは、WoolworthsやColesなどのスーパーで買い物をした際、レジで「Can I get cash out?(現金を引き出せますか?)」と聞けば、デビットカードから現金を受け取れる便利なサービスです。
クレジットカードとデビットカードの違い
オーストラリアでは、クレジットカードよりもデビットカードが主流です。
デビットカードとは
銀行口座と直結していて、支払いと同時に口座から引き落とされるカード。残高以上の買い物はできないので、使いすぎの心配がありません。
私の使い分け
- オーストラリアのデビットカード:日常的な支払い
- 日本のクレジットカード:オンラインショッピング、緊急時の備え
日本のクレジットカードは、海外旅行保険が付帯しているものを選ぶと安心です。
詐欺・スキミング対策
海外では、銀行口座やカードのセキュリティにも注意が必要です。
安全対策
- PINコード(暗証番号)を他人に教えない
- ATM使用時は周囲を確認
- オンラインバンキングは公共Wi-Fiで使わない
- 定期的に口座残高をチェック
- 不審な取引があればすぐ銀行に連絡
私の友人は、スキミング被害に遭い、数百ドルが不正に引き出されました。すぐに銀行に連絡したおかげで、全額返金されましたが、早期発見が重要です。
帰国前にすべきこと
ワーホリが終わり、帰国する前には、お金周りの整理をしておきましょう。
帰国前チェックリスト
✅ 給料の最終受け取り確認 退職後、最後の給料がきちんと振り込まれているか確認。
✅ タックスリターンの申請 帰国後でもオンラインで申請できますが、できれば現地で済ませておくとスムーズ。
✅ 残高の確認と送金 口座に残っているお金を、Wiseで日本に送金。
✅ 口座解約のタイミング タックスリターンの還付金受け取り後に解約。急ぐ場合は、オンラインや電話でも解約可能。
✅ クレジットカードの解約 現地で作ったクレジットカードがあれば、残高ゼロを確認してから解約。
アフィリエイトリンク:お金の管理に役立つサービス
ワーホリ中のお金の管理を効率化するために、以下のサービスも活用しましょう。
💳 海外で使えるクレジットカード 年会費無料で海外旅行保険付帯のカードを、日本出発前に作っておくと安心です。緊急時の備えにもなります。
📊 資産運用で賢く増やす ワーホリ中に貯めたお金を、帰国後の資産形成に活かしましょう。証券口座を開設して、少額から積立投資を始めるのがおすすめ。無料で口座開設できます。
🎓 帰国後のキャリアに備える ワーホリ経験を活かして、SNS運用やデザインなどのスキルを学べるオンラインスクールの無料体験もチェック。副業収入にもつながります。
まとめ:賢いお金の管理で安心のワーホリ生活
ワーホリ中のお金の管理は、最初は複雑に感じるかもしれません。でも、現地口座と日本の口座を上手に使い分け、国際送金サービスを活用すれば、効率的に資金を管理できます。
お金の管理のポイント
- 到着後すぐに現地銀行口座を開設
- 給料受け取りや日常支払いは現地口座
- 定期的に日本へ送金(Wise推奨)
- タックスリターンを忘れずに
- 帰国前に口座整理をしっかりと
私はこの方法で、ワーホリ中に約200万円を貯金し、帰国後の生活や次のチャレンジ資金にすることができました。
お金の不安がなくなれば、ワーホリ生活をもっと楽しめます。この記事が、あなたの海外生活の助けになれば嬉しいです!!


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