「この家で本当に大丈夫?」
オーストラリアに到着して3日目。バックパッカーズの相部屋で寝ながら、私はスマホの画面を何度もスクロールしていました。家探しのサイトには、無数のシェアハウス情報。どれが良くて、どれが避けるべき物件なのか、全くわかりませんでした。
「写真は綺麗だけど、実際はどうなの?」「週150ドルって安いけど、何か裏があるのでは?」そんな不安を抱えながら、初めてのインスペクション(内見)に向かったあの日のことを、今でも鮮明に覚えています。
この記事では、オーストラリアでシェアハウスを探す際の具体的な方法から、内見で確認すべきポイント、避けるべき物件の特徴まで、私の実体験をもとに詳しく解説します。
オーストラリアのシェアハウス事情
オーストラリアでは、ワーホリや留学生の多くがシェアハウス(フラットシェア)で生活しています。一軒家やアパートを複数人でシェアするスタイルで、家賃を抑えながら国際交流もできる、まさに一石二鳥の住居形態です。
シェアハウスの家賃相場(2026年現在)
- シドニー・メルボルン中心部:週180〜280ドル
- 郊外エリア:週150〜200ドル
- ブリスベン・パース:週140〜220ドル
- アデレード・ホバート:週120〜180ドル
家賃は通常「週払い」で、ボンド(敷金)として2〜4週間分の家賃を最初に支払うのが一般的です。
シェアハウスの探し方
1. オンライン掲示板を活用する
最も一般的な方法は、以下のようなウェブサイトを利用することです。
主要な家探しサイト
- Flatmates.com.au:オーストラリア最大のシェアハウス情報サイト
- Gumtree:クラシファイド広告サイト。物件数が豊富
- Facebook Marketplace:リアルタイムで更新される情報が多い
- 日豪プレス(NICHIGO PRESS):日本人向けコミュニティ掲示板
私が最初の家を見つけたのは、Flatmates.com.auでした。エリア、予算、入居希望日などで絞り込めるので、とても使いやすかったです。
2. 日本人コミュニティを利用する
日本語で情報交換できる掲示板やFacebookグループも便利です。
- 「シドニー掲示板」「メルボルン掲示板」などの地域別掲示板
- 「○○(都市名)日本人コミュニティ」のFacebookグループ
- LINEのオープンチャット
ただし、日本人だけのシェアハウスは英語力向上の機会が減るため、私は意識的に国際色豊かな物件を選びました。
3. 現地に到着してから探す
「日本から事前に決めておきたい」と思う気持ちはわかりますが、実は現地到着後に探す方が安全です。
現地で探すメリット
- 実際に内見できるので、写真詐欺に遭わない
- エリアの雰囲気や交通の便を確認できる
- フラットメイトと直接会って話せる
- 詐欺物件を避けられる
最初の1〜2週間はバックパッカーズやAirbnbに滞在しながら、じっくり物件を探すことをおすすめします。

内見(インスペクション)で確認すべき10のポイント
内見の予約を取ったら、必ず以下のポイントをチェックしましょう。
1. 部屋の状態
- ベッドのサイズと質:マットレスにカビや汚れがないか
- 収納スペース:クローゼットや引き出しの有無
- 鍵の有無:個室に鍵がかかるか
- 窓とカーテン:採光と防犯面
- コンセントの位置と数:スマホやPCの充電に十分か
私が最初に内見した物件は、写真では広く見えましたが、実際はシングルベッドを置くだけで精一杯。収納もなく、即座に候補から外しました。
2. 共用スペース
- キッチン:調理器具や食器は共用か、清潔か
- 冷蔵庫:専用スペースはどのくらいか
- バスルーム:シャワーの水圧、トイレの数
- 洗濯機:使用ルール、頻度制限の有無
- リビング:フラットメイトとの交流スペース
キッチンが汚い家は要注意。住人のマナー意識が低い可能性があります。
3. 立地とアクセス
- 最寄り駅までの距離:徒歩15分以内が理想
- スーパーやコンビニ:日常の買い物がしやすいか
- 治安:夜道は安全か、街灯はあるか
- バス停の有無:電車が止まった時の代替手段
シドニーのInner Westエリアに住んでいた時は、駅まで徒歩5分、Woolworthsまで3分という好立地で、生活がとても便利でした。
4. Wi-Fi環境
- 速度:動画視聴やビデオ通話に十分か
- データ制限:無制限プランか
- 料金:家賃に含まれているか別途か
オンライン英会話や日本の家族とのビデオ通話を考えると、Wi-Fi環境は超重要です。
5. ハウスルール
- 友人の訪問:ゲストを呼べるか
- 騒音ルール:静かにすべき時間帯
- 掃除当番:ローテーション制か
- パーティー禁止などの特別ルール
ルールが厳しすぎる家も、ルールが全くない家も、どちらも問題が起きやすいです。
6. 契約条件
- ミニマムステイ:最低滞在期間
- ノーティスピリオド:退去予告期間(通常2〜4週間)
- ボンド:金額と返金条件
- 家賃の支払い方法:現金か銀行振込か
口約束ではなく、必ず書面で契約内容を確認しましょう。
7. 光熱費
- 電気・ガス・水道:家賃に含まれているか
- 冬場の暖房費:追加料金が発生するか
メルボルンの冬に滞在した時、暖房費が別途請求され、予算オーバーになった経験があります。
8. フラットメイト
- 人数:何人でシェアするのか
- 国籍:英語環境を重視するなら多国籍が良い
- 年齢層:学生か社会人か
- 雰囲気:フレンドリーか、個人主義か
内見時にフラットメイトと話してみて、「この人たちと暮らせるか」を肌で感じることが大切です。
9. オーナー・管理人
- 連絡手段:緊急時にすぐ連絡が取れるか
- 対応の早さ:設備の故障時などの対応
- 同居の有無:オーナーも一緒に住んでいるか
オーナーと同居する「ホームステイ型」は、ルールが厳しめですが、困った時に頼りやすいメリットもあります。
10. 直感
最後は「直感」も大事。
内見して「なんとなく嫌な感じ」がしたら、理由がわからなくても避けた方が無難です。逆に「ここなら安心して暮らせそう」と感じた物件は、実際に快適なことが多いです。

避けるべき物件・詐欺の見分け方
残念ながら、シェアハウス市場には詐欺物件も存在します。
詐欺の典型的パターン
① 内見なしで契約を迫る 「人気物件だからすぐ決めないと!」と言って、内見前にボンドを要求。お金を払った途端、連絡が取れなくなる。
② 相場より明らかに安い 週100ドルでシドニー中心部!みたいな破格物件。写真は豪華でも、実際は存在しないことも。
③ 海外在住を理由に直接会えない 「今海外にいるから、友人が代わりに鍵を渡す」などと言って、詐欺を働く。
④ 個人情報を過度に要求 パスポートのコピー、銀行口座番号など、必要以上の情報を求めてくる。
詐欺を防ぐための対策
- 必ず内見してから契約する
- 現金での支払いは避け、銀行振込の記録を残す
- 契約書を必ずもらう
- 怪しいと思ったら、第三者に相談する
私の友人は、Gumtreeで見つけた「格安物件」に騙されかけましたが、オーストラリア在住の日本人に相談して、詐欺だと気づけました。
良いシェアハウスの特徴
私がオーストラリアで3つのシェアハウスに住んだ経験から、「良い家」の共通点をまとめます。
① 清潔に保たれている
共用スペースが綺麗な家は、住人の意識が高く、トラブルが少ない傾向にあります。
② コミュニケーションが取れている
週末に一緒に料理を作ったり、リビングで談笑したり。適度な距離感で交流できる環境は、海外生活の孤独感を和らげてくれます。
③ ハウスルールが明確
「22時以降は静かに」「キッチンは使ったら片付ける」など、当たり前のルールがきちんと守られている家は、ストレスフリーです。
④ オーナーの対応が良い
設備が壊れた時、すぐに対応してくれるオーナーがいると安心です。
⑤ 多様性がある
いろんな国の友達ができると、英語力も伸びるし、視野も広がります。私のシェアハウスには、韓国人、ブラジル人、フランス人がいて、毎日が異文化交流でした。
入居後にトラブルが起きたら
もし入居後に問題が発生した場合の対処法も知っておきましょう。
フラットメイトとのトラブル
- まずは直接話し合う:感情的にならず、冷静に
- オーナーに相談する:解決しない場合は仲介してもらう
- 最悪の場合は引っ越す:無理して我慢する必要はない
設備の故障
- すぐにオーナーに連絡:写真を撮って証拠を残す
- 修理費の負担:通常の使用での故障はオーナー負担
ボンドが返ってこない
- 退去前に部屋の写真を撮る:清掃済みの状態を記録
- 書面で返金を請求:メールやSMSで証拠を残す
- Fair Trading NSWなどの公的機関に相談
アフィリエイトリンク:ワーホリ準備に役立つサービス
シェアハウス探しと並行して、ワーホリ生活を充実させるための準備も進めましょう。
📱 現地での収入管理に必須 海外でも使えるクレジットカードを事前に作っておくと、家賃の支払いや日常の買い物がスムーズです。年会費無料で海外旅行保険も付帯するカードがおすすめ。
💰 ワーホリ資金を賢く増やす 出発前に証券口座を開設して、積立投資を始めておくのも一つの手。帰国後の資金にもなります。
🗣️ 英語力をさらに伸ばす シェアハウスでの会話をスムーズにするため、オンライン英会話で実践練習を。無料体験レッスンを活用して、出発前に英語に慣れておきましょう。
まとめ:理想のシェアハウスを見つけるために
オーストラリアでのシェアハウス探しは、最初は不安でいっぱいだと思います。でも、この記事で紹介したポイントを押さえれば、きっと素敵な家と出会えるはずです。
家探しの成功ポイント
- 焦らず、複数の物件を比較する
- 必ず内見してから決める
- 直感を大切にする
- 契約内容を書面で確認する
- トラブル時の対処法を知っておく
私がシドニーで最後に住んだシェアハウスは、週280ドルで駅近、フラットメイトも最高に良い人たちでした。そこでの経験は、今でも私の大切な思い出です。
あなたも、オーストラリアで素敵なシェアハウスライフを楽しんでくださいね!


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