英語ゼロから仕事で使えるレベルへ – ワーホリで私が実践した英語学習法

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「Can I have…」

注文するときの決まり文句すら、最初は緊張で声が震えていました。

学生時代に勉強した英語なんて、ほとんど役に立たない。文法は覚えていても、実際の会話になると頭が真っ白。そんな状態からスタートした私の英語学習の記録を、今日は包み隠さずお話しします。

出発前の私の英語力

正直に言います。ほぼゼロでした。

TOEIC:450点(大学卒業時)

中学・高校で英語を勉強し、大学受験も経験しました。でも、それはすべて「読み書き」中心。英会話なんて、授業で少しやった程度。

海外旅行の経験もほとんどなく、外国人と英語で話したことも数えるほどしかありませんでした。

出発の3ヶ月前、焦って英会話スクールの体験レッスンに行きました。

「How was your day?」

講師の質問に、私は何も答えられませんでした。頭の中で日本語を英語に翻訳しようとして、時間だけが過ぎていく。結局、その場で「I’m sorry…」としか言えませんでした。

「この状態でオーストラリアに行って、本当に大丈夫だろうか」

不安は募るばかりでしたが、もう航空券も買ってしまっていました。覚悟を決めるしかありませんでした。

ファームで気づいた「大きな間違い」

オーストラリアに到着して、最初に向かったのはファームでした。

「英語漬けの環境で、自然と話せるようになるだろう」

そんな淡い期待を持っていました。

でも、現実は違いました。

ファームには日本人が多く、日常会話はほとんど日本語。英語を使うのは、マレーシア人のスーパーバイザーと少し話すときだけ。しかも、彼の指示は決まったフレーズばかりでした。

「Move to next row.」 「Finish this section.」 「Break time.」

毎日同じ言葉を聞いて、同じ返事をする。これでは英語は上達しません。

3ヶ月が過ぎても、私の英語力はほとんど変わっていませんでした。

そこで気づいたんです。

「環境にいるだけでは、英語は話せるようにならない」

自分から積極的に学ぼうとしない限り、何も変わらない。当たり前のことですが、それを実感するのに3ヶ月かかりました。

転機となった3つの出会い

ファームを終えて、メルボルンに移動しました。ここでの3つの出会いが、私の英語学習を大きく変えました。

出会い①:韓国人のルームメイト、ミンジ

彼女も英語を勉強中でしたが、私よりずっと流暢でした。でも、文法はめちゃくちゃ。それでも堂々と話していました。

「文法なんて、後から直せばいい。まずは伝えることが大事」

彼女の姿勢に、私は大きな刺激を受けました。完璧を求めすぎて、話せなくなっていた自分に気づいたんです。

出会い②:カフェのオーナー、ジェームズ

私が働き始めたカフェのオーナーでした。私の英語が下手でも、いつも辛抱強く聞いてくれました。

「英語は間違えるもの。間違えなければ、上達しない」

彼は、私が間違えるたびに正しい表現を教えてくれました。怒るのではなく、励ましながら。その環境が、私の英語に対する恐怖心を取り除いてくれました。

出会い③:Language Exchangeパートナー、エマ

日本語を学びたいオーストラリア人女性と、Language Exchange(言語交換)を始めました。週に1回、カフェで会って、30分は英語、30分は日本語で会話する。

彼女との時間が、私にとって最高の英語学習の場になりました。

実践で使えるようになった5つの学習法

この3年間で、私が実際に効果を感じた学習法を5つ紹介します。

① シャドーイング(通勤時間に毎日)

YouTubeの英語チャンネルを聞きながら、すぐに真似して発音する。最初は全然ついていけませんでしたが、3ヶ月続けたら、明らかにリスニング力が上がりました。

おすすめは、自分が興味のあるトピックを扱っているチャンネル。私は料理やカフェ文化の動画をよく見ていました。

② 「今日使ったフレーズ」ノート

仕事で聞いた表現、お客さんが使った言い回し、同僚との会話で出てきたフレーズ。それらをスマホのメモに記録しました。

夜、寝る前に見返して、声に出して練習する。これを毎日続けました。

③ 自分の「定型文」を作る

よく使うシチュエーションの文章を、あらかじめ用意しておきました。

  • 電話での注文の取り方
  • お客さんへのおすすめの伝え方
  • 同僚への質問の仕方

これらを暗記して、何度も練習しました。すると、実際の場面でスムーズに出てくるようになりました。

④ 間違いを恐れず、とにかく話す

これが一番大切でした。

文法が間違っていても、発音が悪くても、とにかく話す。黙っているより、間違えた方がずっと学べます。

「Sorry, could you say that again?」(もう一度言ってもらえますか?)

この一言を覚えてからは、聞き取れなくても焦らなくなりました。聞き返すことは恥ずかしいことじゃない、と気づきました。

⑤ Language Exchangeとオンライン英会話の併用

Language Exchangeは無料で、リアルな会話の練習ができます。でも、週1回では足りませんでした。

もっと話す機会が欲しい。そう思った時、オンライン英会話の存在を知りました。

「ワーホリ中なのに、わざわざお金を払って英会話?」と思うかもしれません。でも、これが大正解でした。

毎日25分、仕事前の朝に予約を入れて、英会話の練習をする。講師は私の間違いを丁寧に指摘してくれるし、発音も直してくれる。

この習慣を3ヶ月続けたら、仕事でのコミュニケーションが明らかに楽になりました。

英語学習で無駄だったこと

逆に、効果がなかった学習法もあります。

× 単語帳をひたすら覚える

単語は、文脈の中で覚えないと忘れます。リストを見て暗記するだけでは、実際の会話で使えませんでした。

× 文法書を最初から読む

文法は大切です。でも、最初から完璧にしようとすると、話すことが怖くなります。まずは話して、必要なときに文法を確認する。その方が効率的でした。

× 映画やドラマを字幕なしで見る(初期段階で)

初心者のうちは、字幕なしで見ても何も理解できませんでした。英語字幕をつけて、わからない表現を調べながら見る方が、ずっと学べました。

「ペラペラ」にはなれなかったけど

3年経った今でも、私は英語が「ペラペラ」とは言えません。

ネイティブのような流暢さはないし、知らない単語もたくさんあります。複雑な議論になると、まだまだついていけないこともあります。

でも、「仕事で使えるレベル」にはなりました。

  • お客さんの注文を聞いて、適切に対応できる
  • 同僚と冗談を言い合える
  • 電話での予約対応ができる
  • トラブルが起きても、英語で説明して解決できる

これらができるようになったことが、私にとっての大きな成長でした。

そして何より、**「英語への恐怖心がなくなった」**ことが、一番の収穫です。

間違えても大丈夫。伝わらなければ、違う言い方で説明すればいい。そんな風に思えるようになりました。

これから英語を学ぶあなたへ

もしあなたが「英語が話せないから、ワーホリは無理」と思っているなら、大丈夫。私もゼロからのスタートでした。

でも、一つだけお願いがあります。

日本にいるうちに、少しでも英語を話す練習をしてください。

私は出発前、ほとんど話す練習をしませんでした。だから、最初の数ヶ月を無駄にしてしまいました。

今は、オンライン英会話など、家にいながら英語を話せるサービスがたくさんあります。毎日少しずつでも、話す習慣をつけておくこと。それだけで、現地での成長スピードが全く違ってきます。

完璧じゃなくていい。間違えてもいい。まずは「伝える」ことから始めてみてください。

英語は、あなたの世界を広げてくれます。その第一歩を、今日から踏み出してみませんか。

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